金沢市長選挙の結果について
2014年10月5日 市民本位の金沢市政をつくる会
はじめに、市民の会のますきよみ候補への市民の皆さんのご支援に、心からお礼申し上げます。
今回の市長選は、競輪の場外車券売り場の設置を巡り、議会と市民に説明することなく市長が辞職し、その後に当事者が立候補するという、きわめて異常な構図でのたたかいでした。
同時に、暴走する安倍政権への不安と怒りが広がり、市民の暮らしがかつてなく深刻になる下での市長選でもありました。市民の暮らしを支える施策はきわめて不充分であり、暮らしや地域経済、平和をどう守っていくかがきびしく問われる選挙でした。
ますきよみ候補は市議39年の経験も活かして、100条委員会を設置しての真相の徹底究明、暮らし応援の市政の実現、安倍暴走政権ノーを訴えました。その中で市民の会には、市政の転換を求める声が多く寄せられました。競輪の場外車券売り場問題に象徴的にあらわれた密室利権政治への驚きと怒りは大きく、訴えに共感が広がりました。
急きょ市長選がおこなわれることになり、ますきよみ候補の出馬表明は告示まで1ヶ月を切ってからになりました。他の3候補がいずれも車券売り場の問題について幕引きをはかり争点隠しをする中で、真相究明を求める宣伝と訴えを市内全域に行きわたらせるには至らず、「利権をなくして市民に優しい金沢へ」という市民の願いを、ますきよみ候補への支持に結びつけるには不充分でした。
市民の会は、清潔な市政の実現、ブラック企業の根絶など市民の雇用と労働の改善、国民健康保険料や水道料の引き下げ、子どもの医療費の中学校卒業までの完全無料化、特別養護老人ホームの増設など、ますきよみ候補が掲げた公約実現にむけた市民運動に全力で取り組んでいきます。とりわけ場外車券売り場の問題については、今回の選挙結果により免罪されたといえるものでは決してなく、真相の究明を求める運動をいっそう大きく進めていきます。そして市民一人ひとりが大切にされる金沢市政をつくるため、みなさんと力を合わせて奮闘する決意です。
以 上
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